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歯磨き粉のフッ素、何ppm選べばいいの?
濃度と効果を論文で
ドラッグストアの歯磨き粉、パッケージに小さく書かれた「1450ppm」の数字。これ、むし歯予防の効果に直結する超重要ポイントです。何を選べばいいのか、研究をもとにスッキリさせます。
先に結論
フッ素はある程度「濃い方が」むし歯を予防すると報告されています。コクランレビューでは、1000ppm以上で予防効果がはっきり確認され、濃度が高いほど効果が大きい一方、500ppm以下では有意な予防効果は示されませんでした。大人はまず1450ppmを選ぶのが基本です。
出典:Walsh T, et al. Fluoride toothpastes of different concentrations for preventing dental caries. Cochrane Database Syst Rev. 2019 PMID: 30829399
年齢別・選ぶべき濃度の目安
| 対象 | 濃度の目安 | 使う量の目安 |
|---|---|---|
| おとな・15歳以上 | 1450ppm(高濃度) | 1.5〜2cm |
| 6〜14歳 | 950〜1000ppm前後 | 1cm程度 |
| 3〜5歳 | 950〜1000ppm前後 | 5mm程度 |
| 0〜2歳 | 低め(900〜1000ppm/ごく少量) | 米粒〜ごく少量 |
※小さいお子さんは「飲み込む量」に配慮が必要です。量と濃度は年齢に応じて。心配な場合はかかりつけ歯科で相談を。
Q結局、どう選べば失敗しないですか?
A
現役歯科医師が回答大人なら迷わず1450ppmでOKです。そして意外と大事なのが「すすぎすぎない」こと。たっぷりの水で何度もうがいすると、せっかくのフッ素が流れてしまいます。少量の水で1回サッとが、効果を残すコツです。
数字で見る:何ppmなら効くの?
出典:Walsh 2019 コクランレビュー(Cochrane Database Syst Rev)PMID:30829399。フッ素濃度とむし歯予防効果の関係。
1450ppm
大人がまず選ぶ基本の濃度
1000ppm
予防効果がはっきりする目安
500ppm以下
有意な予防効果は示されず
濃度が低すぎると…
コクランレビューでは500ppm以下では有意な予防効果は示されませんでした。せっかく毎日歯みがきをしても、フッ素濃度が低すぎるとむし歯予防の"守り"が弱いまま。大人が子ども用の低濃度をずっと使い続けると、その効果を取りこぼしてしまう可能性があります。
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濃度を選ぶだけで予防の底上げ
大人が1450ppmを選び、使ったあとにすすぎすぎないだけで、フッ素が歯に残りやすくなります。特別な手間を増やさなくても、いつもの歯みがきの"選び方と仕上げ"を変えるだけでむし歯予防を積み増せるのは、手軽で続けやすいメリットです。
まとめ
- フッ素は1000ppm以上でむし歯予防効果がはっきり、濃いほど有利
- 大人はまず1450ppmが基本
- 使ったあとはすすぎすぎないのが効果を残すコツ
※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。
参考文献
- 1. Walsh T, Worthington HV, Glenny AM, Marinho VC, Jeroncic A. Fluoride toothpastes of different concentrations for preventing dental caries. Cochrane Database Syst Rev. 2019;3(3):CD007868. doi:10.1002/14651858.CD007868.pub3. PMID: 30829399. PubMed
出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。