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オーラルケア 2026年7月11日 読了 約4分

マウスウォッシュは歯みがきの
代わりになるの?

「忙しい日は、うがい薬でシャッとすれば歯みがきの代わりになる…?」——気持ちはわかりますが、ここは正直にお答えします。
先に結論

マウスウォッシュは歯みがきの「代わり」にはなりません。ただし、歯みがきに"足す"と、歯垢や歯ぐきの炎症をさらに減らせると報告されています。あくまで「プラスの一手」です。

出典:Araujo MWB, et al. Meta-analysis of an essential-oil-containing mouthrinse... JADA. 2015 PMID: 26227646 / James P, et al. Chlorhexidine mouthrinse... Cochrane Database Syst Rev. 2017 PMID: 28362061

歯垢は歯にこびりついた「膜(バイオフィルム)」です。液体でうがいするだけでは、こすり落とせません。だから歯ブラシ・フロスの物理的な清掃が主役で、洗口液はその上に重ねる補助、という位置づけになります。

タイプ別のちがい

タイプ特徴向いている人
エッセンシャルオイル系(リステリン等)歯垢・歯肉炎の減少にプラス効果。毎日使いやすい日常のケアに足したい人
クロルヘキシジン(CHX)系殺菌力が高いが、長期使用で着色しやすい歯科の指示で一時的に使う人
CPC系・低刺激系刺激が少なく続けやすいアルコールが苦手な人
知っておきたい注意

CHX系は効果が高い反面、長く使うと歯に着色が出ることがあります。強力なものを自己判断で使い続けるより、日常はマイルドなもの、必要な時期だけ歯科の指示で強いもの、と使い分けるのが安全です。

Qいつ使うのが一番いいですか?
A
現役歯科医師が回答基本は歯みがきのあとの仕上げ。ただしフッ素入り歯磨き粉を使った直後に洗口液で流すと、フッ素が薄まるという考え方もあります。気になる方は歯みがき後は軽くにして、洗口液は食後や外出先など別のタイミングに使うと役割分担できます。
「うがいだけ」で済ませると…

歯垢は歯にこびりついた膜なので、液体でゆすぐだけでは落ちません。マウスウォッシュを歯みがきの代わりにすると、磨き残しがそのまま残り、歯ぐきの炎症や歯周病が進む原因になりえます。ブラッシングの置き換えにはできません。

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タイプ別に選ぶ タイプ別にマウスウォッシュを選ぶ
エッセンシャルオイル系
歯垢・歯肉炎の減少に。毎日使いやすい
ノンアルコール・低刺激系
刺激が苦手な人でも続けやすい
液体歯磨きタイプ
口に含んでから磨く。すすぎ用と役割が違う
※価格・在庫は各サイトでご確認ください。上記は商品タイプ別の検索リンクです(広告)。
"足す"だけで得られるプラス

歯みがき・フロスにマウスウォッシュを重ねると、歯垢や歯ぐきの炎症をさらに減らせると報告されています。主役の物理清掃はそのままに、仕上げの一手として取り入れると効率よくケアできます。

まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Araujo MWB, Charles CA, Weinstein RB, McGuire JA, Parikh-Das AM, Du Q, et al. Meta-analysis of the effect of an essential oil-containing mouthrinse on gingivitis and plaque. J Am Dent Assoc. 2015;146(8):610-622. doi:10.1016/j.adaj.2015.02.011. PMID: 26227646. PubMed
  2. 2. James P, Worthington HV, Parnell C, Harding M, Lamont T, Cheung A, et al. Chlorhexidine mouthrinse as an adjunctive treatment for gingival health. Cochrane Database Syst Rev. 2017;3(3):CD008676. doi:10.1002/14651858.CD008676.pub2. PMID: 28362061. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。