ホワイトニングは
「濃いほど白い」?
2020年のシステマティックレビュー(患者649人)では、高濃度(35%以上)の薬剤ほど「しみる」リスクが高い一方で、客観的に測った色の変化はむしろ低濃度のほうが良好という結果でした(見た目の主観評価では差なし)。つまり「濃ければ濃いほど白くなる」とは言い切れません。高濃度は「速さ」の面はあっても、しみやすさとのバランスを考える必要があります。
「濃いほど白い」という思い込みを検証
| ポイント | 思い込み | レビューの結果 |
|---|---|---|
| 白くなる効果 | 濃いほど白い | 客観評価(ΔE)はむしろ低濃度が良好 |
| 見た目の色 | 濃いほど差が出る | 主観評価(色調段階)でははっきりした差なし |
| しみるリスク | あまり意識されない | 高濃度(35%以上)で起こりやすい |
| 高濃度の利点 | とにかく効く | おもに「実感までの速さ」。白さの上限ではない |
※濃度以外にも、薬剤の種類・使用時間・回数・もともとの歯の色などが結果に影響します。数値は研究をまとめた平均的な傾向で、確実性には限界があります。
高濃度の魅力は、短期間で変化を感じやすいこと。ただしその分、しみる(知覚過敏)が出やすい傾向があります。無理に濃度を上げるより、自分に合う濃度でコツコツのほうが、快適に、そして色戻りにも対応しながら続けられます。しみが強いときは中断してリカバリーを。
白くしたい気持ちが強いほど、つい高濃度に惹かれがち。でも今回の研究は、濃さが白さの決め手とは限らないことを示しています。しみやすさと相談しながら、合った濃度で続けるほうが、結果的に満足度は高くなります。迷ったら歯科医院で、自分に合うメニューを選んでもらいましょう。
オフィスホワイトニングは研究でも効果が確認された方法です。専門クリニックで受けたい方は、都内5院+大阪・仙台のスターホワイトニング(広告)のような選択肢も。始める前に、むし歯や歯ぐきの状態を歯科医院で確認しましょう。
- 高濃度(35%以上)ほどしみるリスクが高い(2020年SR・649人)
- 客観的な色の変化(ΔE)はむしろ低濃度が良好、主観評価は差なし
- 高濃度の主な利点は「速さ」で、白さの上限ではない
- しみやすい人は低〜中濃度。濃度選びは歯科医院で相談を
※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の施術・製品の効果を保証するものではありません。ホワイトニングの適応・濃度・方法は個々の状態により異なります。歯科医院にご相談ください。
参考文献
- 1. Pontes M, Gomes J, Lemos C, Leão RS, Moraes S, Vasconcelos B, Pellizzer EP. Effect of Bleaching Gel Concentration on Tooth Color and Sensitivity: A Systematic Review and Meta-analysis. Oper Dent. 2020;45(3):265-275. doi:10.2341/17-373-L. PMID: 32396502. PubMed
出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。