市販のホワイトニングって効くの?
安全なの?
複数の研究をまとめたレビューでは、過酸化物(過酸化水素・過酸化尿素)を使った自宅ホワイトニングには歯を白くする効果があると報告されています。ただし、「歯がしみる(知覚過敏)」と「歯ぐきの刺激」がよくある副作用で、多くは一時的とされます。効果と副作用はセットで理解しておくのが大切です。
「白くする成分」と「見た目だけ」は別物
ここで整理しておきたいのが、市販品には性質の違う2タイプがある点です。上のレビューで効果が示されたのは、過酸化水素や過酸化尿素という、歯の内部の着色を化学的に分解して白くする成分を含むタイプです。いわゆる「歯を漂白する(ブリーチング)」もので、こちらは色調の改善が報告されています。
一方、ドラッグストアの多くの「ホワイトニング歯磨き粉」は、研磨や清掃で歯の表面についた着色(ステイン)を落とすタイプです。これは歯そのものの色を漂白するわけではないので、期待できる白さの度合いが違います。「市販ホワイトニング」とひとくくりにすると、この違いを見落としがちです。
安全面では、しみる・歯ぐきがヒリつくといった副作用が比較的よく起こるとされます。多くは使用をやめれば落ち着くとされますが、濃度や使い方によって出やすさは変わります。もともと知覚過敏がある方や、むし歯・歯ぐきのトラブルを抱えたまま始めると、症状が強く出ることもあるため注意が必要です。
むし歯や歯ぐきの炎症、知覚過敏があるまま漂白を始めると、しみる・ヒリつくといった副作用が強く出やすいと報告されています。しかも汚れやむし歯が残ったままでは仕上がりもムラになりがち。自己流で濃度や使い方を誤ると、負担だけが大きくなることもあります。
始める前にむし歯・歯石をチェックしておくと、しみにくく仕上がりのムラも抑えやすくなります。しみやすい方は知覚過敏用ペーストを併用すると負担を減らせると報告されています。回り道に見えて、結果的にラクに続けられる近道です。
オフィスホワイトニングは研究でも効果が確認された方法です。専門クリニックで受けたい方は、都内5院+大阪・仙台のスターホワイトニング(広告)のような選択肢も。始める前に、むし歯や歯ぐきの状態を歯科医院で確認しましょう。
- 過酸化物を使う自宅ホワイトニングは白くする効果ありと報告
- しみる・歯ぐきの刺激がよくある副作用(多くは一時的)
- 始める前にむし歯・歯石のチェックを、しみるなら知覚過敏ケアを併用
※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。
参考文献
- 1. Eachempati P, Kumbargere Nagraj S, Kiran Kumar Krishanappa S, Gupta P, Yaylali IE. Home-based chemically-induced whitening (bleaching) of teeth in adults. Cochrane Database Syst Rev. 2018;12(12):CD006202. doi:10.1002/14651858.CD006202.pub2. PMID: 30562408. PubMed
出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。