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オーラルケア 2026年7月14日 読了 約4分

歯にヒビ(亀裂)が入るとどうなるの?
原因と対処を論文で

「特定の歯で噛んだ瞬間だけズキッ。でもレントゲンでは異常なし」——それは歯のヒビ(亀裂/クラックトゥース)かもしれません。むし歯とは違う、見つけにくいトラブルの正体を研究をもとに整理します。
先に結論

歯のヒビ(クラックトゥース症候群)は、噛んだときや冷たいものでズキッとするのに、レントゲンには写りにくいのが特徴です。レビュー論文では、放置するとヒビが深く広がり、神経の炎症や歯の破折につながりうるため、早めに見つけて進行を止めることが重要とされています。歯ぎしり・食いしばりや硬いものを噛む癖が原因になりやすいと報告されています。

出典:Li F, et al. Review of Cracked Tooth Syndrome: Etiology, Diagnosis, Management, and Prevention. Pain Res Manag. 2021 PMID: 34956432

むし歯とヒビ、どう違う?

ポイントむし歯歯のヒビ(亀裂)
痛み方持続的にしみる・痛む噛んだ瞬間だけ鋭く痛む
レントゲン写りやすい写りにくい・見つけにくい
主な原因むし歯菌と糖食いしばり・硬い物・過大な力
放置すると穴が広がるヒビが深まり破折・神経炎症へ

※ヒビは進行度によって対処が大きく変わります。浅いうちは経過観察や被せ物で守れることもあり、早く気づくほど選べる方法が増えます。

Q「異常なし」と言われたのに痛みます。放っておいて大丈夫?
A
現役歯科医師が回答ヒビはレントゲンに写りにくく、初期は見逃されやすいものです。「噛むと特定の歯だけ痛い」というサインは大切な手がかり。放置するとヒビが深まり、最悪の場合は歯を残せなくなることも。症状が続くなら、ヒビを疑って再度みてもらうことをおすすめします。かみ合わせや食いしばりの確認もポイントです。
放置でヒビが「深く」進むと

浅いヒビのうちは歯を守れる可能性がありますが、食いしばりなどの力が加わり続けるとヒビは深く広がります。神経まで達すると強い痛みや炎症を起こし、根の治療や抜歯が必要になることも。レビュー論文でも、力のコントロールと早期対応が歯を守るカギとされています。硬いものを繰り返し噛む癖にも注意です。

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早く気づけば、選べる手が増える

歯のヒビは、浅いうちに気づいて力をコントロールできれば、被せ物などで歯を守れる可能性が高まります。「噛むと特定の歯だけ痛い」サインを見逃さず、食いしばり対策と早めの受診を。進行を止めることが、自分の歯を長く残す近道です。

まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Li F, Diao Y, Wang J, Hou X, Qiao S, Kong J, et al. Review of Cracked Tooth Syndrome: Etiology, Diagnosis, Management, and Prevention. Pain Res Manag. 2021;2021:3788660. doi:10.1155/2021/3788660. PMID: 34956432. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。