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インプラント 2026年7月13日 読了 約4分

糖尿病でも
インプラントできるの?

「糖尿病だからインプラントは無理ですよね?」——診療室でよく聞かれる質問です。結論から言うと、諦める必要はありません。ただし一つだけ、大きなカギを握る条件があります。研究をもとに丁寧に見ていきましょう。
先に結論

糖尿病があっても、血糖コントロールが良好であればインプラントの成功率は非糖尿病の人に近いと報告されています。大切なのは「糖尿病かどうか」よりも「血糖が安定しているか」。ここが整っていれば、治療の選択肢として十分に検討できます。

出典:Chrcanovic BR, et al. Diabetes and Oral Implant Failure: A Systematic Review. J Dent Res. 2014 PMID: 24928096

「血糖コントロール」がなぜ成功のカギなの?

インプラントが安定するには、埋め込んだ人工の歯根と骨がしっかり結合する必要があります。ところが血糖値が高い状態が続くと、傷の治りが遅くなり、感染にも弱くなるため、この結合や治癒が邪魔されやすくなります。逆に言えば、血糖が落ち着いていれば体の治す力は十分に働くということ。上の研究でも、コントロールが良好なケースでは成功率が非糖尿病の人に近づくと示されました。

実際の流れとしては、主治医(内科)と連携してHbA1cなどの数値を確認し、必要なら整えてから手術に進むのが基本です。「糖尿病=門前払い」ではなく、「準備を整えれば道は開ける」と捉えてください。お口の乾燥や歯周病リスクにも配慮しながら進めます。

Q治療の前後で気をつけることは?
A
現役歯科医師が回答血糖管理を続けることと、口の中を清潔かつ潤った状態に保つことです。糖尿病の方は口が乾きやすく、それが歯周炎や感染の引き金になります。保湿ジェルや低刺激の洗口液で口内環境を整えておくと、治りもトラブル予防もスムーズになります。
血糖が高いまま進めると…

血糖値が高い状態が続くと、傷の治りが遅くなり感染にも弱くなるため、埋め込んだ人工歯根と骨の結合(治癒)が邪魔されやすいと報告されています。血糖コントロールを整えずに急ぐと、トラブルのリスクが上がりかねません。準備を飛ばさないことが大切です。

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準備を整えれば道は開ける

「糖尿病だから無理」と諦める必要はありません。内科と連携して血糖を安定させ、口内環境を整えてから臨めば、良好なコントロール下での成功率は非糖尿病の人に近いと報告されています。まず相談してみる価値は十分あります。

まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Chrcanovic BR, Albrektsson T, Wennerberg A. Diabetes and oral implant failure: a systematic review. J Dent Res. 2014;93(9):859-67. doi:10.1177/0022034514538820. PMID: 24928096. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。