ホーム / インプラント / 口腔内スキャナー
PRこの記事は広告(アフィリエイトリンク)を含みます
インプラント 2026年7月13日 読了 約4分

歯型取りが光スキャンに?
口腔内スキャナーの精度は?

ドロッとした材料を口いっぱいに詰められる、あの「歯型取り」。オエッとなって苦手な方も多いはず。最近はこれをカメラで撮るだけで済ませる医院が増えてきました。でも気になるのは「その精度、本当に大丈夫?」という点ですよね。
先に結論

口腔内スキャナー(IOS)は、歯などの硬い組織では従来の型取りに匹敵する精度と報告されています。一方で、歯ぐきなどの動く粘膜(可動粘膜)では誤差が大きくなりやすいとも示されており、使いどころを選ぶ技術だといえます。

出典:Srivastava G, et al. Accuracy of Intraoral Scanners: A Review. Dent J (Basel). 2023 DOI: 10.3390/dj11100241 PMID: 37886926

「硬い所は得意、動く所は苦手」ってどういうこと?

スキャナーは、口の中を小型カメラでなぞりながら無数の画像をつなぎ合わせて立体データを作ります。歯のように形が変わらず輪郭がはっきりした対象は、目印が多く画像を正確につなげられるため、従来の型取りに引けを取らない精度が出ます。上のレビューでも、硬組織では従来法に匹敵すると示されました。

反対に苦手なのが、歯ぐきの縁や入れ歯が乗るような、押すと形が動く粘膜。目印になる特徴が乏しく、少し動くだけで画像のつなぎ目にズレが生じ、誤差が広がりやすくなると報告されています。つまり被せ物やインプラントの上部設計には強い一方、総入れ歯のような広い粘膜面ではまだ工夫が必要、というのが現在地です。撮るだけで型取りの不快感が減るメリットは大きく、適材適所で活用が進んでいます。

Qスキャナーの医院を選べば型取りはもう無しですか?
A
現役歯科医師が回答多くの被せ物やインプラントの上部構造では、スキャンだけで進められるケースが増えています。ただ、症例によっては従来の型取りのほうが向く場面も残ります。大事なのは装置の有無より、その医院がどんな時にどちらを選ぶかを説明してくれるかどうかです。
「最新機器だから安心」と思い込むと…

スキャナーは万能ではなく、歯ぐきの縁や入れ歯が乗る動く粘膜では誤差が広がりやすいと報告されています。装置の有無だけで医院を選ぶより、どんな時にスキャンと従来の型取りを使い分けるかを説明してくれるかを見るほうが、合わない被せ物を避ける近道です。

広告以下は広告リンクです。購入により当サイトに収益が発生する場合があります。
関連するケア用品 口の中のセルフチェックに
デンタルミラー
見えにくい部分の確認に
歯垢染色剤(染め出し液)
磨き残しの確認に
※価格・在庫は各サイトでご確認ください。上記は商品タイプ別の検索リンクです(広告)。
まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Srivastava G, Padhiary SK, Mohanty N, Molinero-Mourelle P, Chebib N. Accuracy of Intraoral Scanner for Recording Completely Edentulous Arches-A Systematic Review. Dent J (Basel). 2023;11(10). doi:10.3390/dj11100241. PMID: 37886926. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。