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子どもの歯 2026年7月11日 読了 約5分

指しゃぶり・おしゃぶり、
歯並びに影響するの?

「そろそろやめさせなきゃ、でも無理にやめさせるのもかわいそう…」——指しゃぶり・おしゃぶりは、多くの保護者が悩むテーマ。歯並びへの影響と"卒業の目安"を、研究をもとに整理します。
先に結論

長く続く指しゃぶり・おしゃぶりは、開咬(前歯が閉じない)や交叉咬合などの歯並びリスクを高めると報告されています。ただし乳児期のおしゃぶりにはSIDS(乳幼児突然死症候群)を減らすという利点も。目安は3歳ごろまでに卒業を目指すのが一つの考え方です。

出典:Doğramacı EJ, et al. Nonnutritive sucking and malocclusions. JADA. 2016 PMID: 27692622 / Schmid KM, et al. Prog Orthod. 2018 PMID: 29532184 / Hauck FR, et al.(SIDS)Pediatrics. 2005 PMID: 16216900

「功」と「罪」を整理する

内容
◎ 利点(乳児期)就寝時のおしゃぶりはSIDSのリスクを下げると報告(安心材料になる)
△ 注意(長期)長く続くと開咬・交叉咬合など歯並びへの影響。期間が長いほどリスク大
△ その他中耳炎リスクがやや上がるという報告も

つまり「絶対ダメ」でも「ずっとOK」でもなく、時期で付き合い方を変えるのがポイントです。

Qいつまでにやめれば大丈夫ですか?
A
現役歯科医師が回答一つの目安は3歳ごろまで。乳歯が生えそろい、これ以降も習慣が長く続くと歯並びへの影響が出やすくなります。ただ無理やり急にやめさせると逆効果なことも。指しゃぶりは指に苦味シールやマニキュア、おしゃぶりは"卒業日を決めて絵本でお祝い"など、子どもが納得できる形で少しずつが現場ではうまくいきます。心配なら一度歯科で相談を。
長く続けると…

指しゃぶり・おしゃぶりが長期間つづくと、開咬(前歯が閉じない)や交叉咬合など歯並びへの影響が出やすく、期間が長いほどリスクは大きくなると報告されています。中耳炎リスクがやや上がるという報告もあります。

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時期を守れば心配しすぎない

乳児期のおしゃぶりにはSIDSを減らす利点もあり、3歳ごろまでに卒業できれば大きな影響を残さず済むことが多いとされます。急がず、子どもが納得できる形で少しずつ進めるのがコツです。

まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。お子さんの発育で気になることは小児歯科・かかりつけ医にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Doğramacı EJ, Rossi-Fedele G. Establishing the association between nonnutritive sucking behavior and malocclusions: A systematic review and meta-analysis. J Am Dent Assoc. 2016;147(12):926-934.e6. doi:10.1016/j.adaj.2016.08.018. PMID: 27692622. PubMed
  2. 2. Schmid KM, Kugler R, Nalabothu P, Bosch C, Verna C. The effect of pacifier sucking on orofacial structures: a systematic literature review. Prog Orthod. 2018;19(1):8. doi:10.1186/s40510-018-0206-4. PMID: 29532184. PubMed
  3. 3. Hauck FR, Omojokun OO, Siadaty MS. Do pacifiers reduce the risk of sudden infant death syndrome? A meta-analysis. Pediatrics. 2005;116(5):e716-23. doi:10.1542/peds.2004-2631. PMID: 16216900. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。