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赤ちゃんの"噛む力"って
いつ育つの?
「まだ奥歯がないのに、固いものを食べさせて大丈夫?」離乳食を進めるほど、赤ちゃんの噛む力が気になりますよね。そもそも咀嚼はいつ、どんな順番で育っていくのか。発達を追った研究をもとに整理します。
先に結論
咀嚼機能は乳幼児期に段階的に発達し、成人型は10〜14歳と報告されています。赤ちゃんは吸う→つぶす→すりつぶすと少しずつ噛み方を覚え、大人と同じ効率的な噛み方が完成するのは学童〜思春期。だからこそ、月齢に合った固さの食事で少しずつ練習させることが大切です。
出典:Le Révérend BJD, et al. Anatomical, functional, physiological and behavioural aspects of the development of mastication in early childhood. Br J Nutr. 2014 PMID: 24063732
噛む力は「順番に」育っていく
生まれたばかりの赤ちゃんは、母乳やミルクを吸う動きが中心です。やがて舌で食べ物を上あごに押しつけてつぶすようになり、歯が生えそろってくると左右の奥歯ですりつぶす動きへと発展します。この噛み方は一気に完成するのではなく、神経・筋肉・歯の発育に合わせて段階的に上達し、大人と同じ効率になるのは学童期以降です。
ポイントは、今の口の発達より難しすぎる固さは負担になるということ。逆にやわらかいものばかりでも練習になりません。「今できる少し上」を目安に進めるのがコツです。
月齢に合わせた進め方の目安
| 時期の目安 | 口の動き | 食べ物の固さ |
|---|---|---|
| ゴックン期 | 飲み込む | なめらかにすりつぶす |
| モグモグ期 | 舌でつぶす | 舌でつぶせる固さ |
| カミカミ期 | 歯ぐきでつぶす | 歯ぐきでつぶせる固さ |
※あくまで一般的な目安で、発達には大きな個人差があります。歯の生え方や食べ方に不安があれば、かかりつけの小児歯科に相談を。
Q丸のみしてしまいます。噛む練習はどうすれば?
A
現役歯科医師が回答まず固さと大きさが月齢に合っているかを見直してください。急に固すぎると噛めずに丸のみしがちです。前歯でかじり取らせる経験も噛む練習になります。焦らず、その子の口の発達に合わせて。窒息予防のため、食事中は必ず座って、そばで見守ってあげてくださいね。
固さが合わないと「丸のみ」のクセに
今の発達より硬すぎる食事は、噛みきれずに丸のみする原因になりがちです。丸のみは窒息のリスクにもつながるため、食事中は必ず座らせ、そばで見守ってください。逆にやわらかいものばかりでは噛む練習になりません。
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「今できる少し上」を積み重ねるほど育つ
咀嚼は神経・筋肉・歯の発育に合わせて段階的に上達します。月齢に合った固さで少しずつ練習を重ねるほど、噛む力はスムーズに育っていくと考えられています。焦らず、その子のペースで。
まとめ
- 咀嚼は吸う→つぶす→すりつぶすと段階的に発達すると報告
- 大人型の噛み方の完成は10〜14歳ごろ
- 月齢に合った固さで「今できる少し上」を練習させる
※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。
参考文献
- 1. Le Révérend BJ, Edelson LR, Loret C. Anatomical, functional, physiological and behavioural aspects of the development of mastication in early childhood. Br J Nutr. 2014;111(3):403-14. doi:10.1017/S0007114513002699. PMID: 24063732. PubMed
出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。