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インプラント 2026年7月13日 読了 約4分

インプラントのメインテナンスって
どのくらいの頻度?

「インプラントは一生モノ」と思って入れっぱなしにしていませんか。実はインプラントも、天然の歯と同じく手入れを怠ると土台の骨が溶けてグラつくことがあります。定期メンテがどこまで効くのか、通う間隔とあわせて整理します。
先に結論

定期的なメインテナンスを受けている人は、インプラント周囲炎の発症を約25%低減できたと報告されています。研究では5〜6ヶ月ごとのメンテが推奨されており、放置期間が長いほど周囲の炎症リスクが上がる傾向が示されました。

出典:Monje A, et al. Impact of Maintenance Therapy for the Prevention of Peri-implant Diseases. J Dent Res. 2016 PMID: 26701350

なぜインプラントも「通い続ける」必要があるの?

インプラント自体は金属やセラミックなので、当然むし歯にはなりません。ですが油断できないのが、その周りの歯ぐきと骨です。プラーク(細菌のかたまり)が溜まると、歯周病そっくりの炎症「インプラント周囲炎」が起こり、支えている骨がじわじわ溶けていきます。厄介なのは、天然の歯より進行に気づきにくく、痛みが出た頃には手遅れになりやすいこと。だからこそ、症状がなくても定期的にプロの目でチェックし、届きにくい部分の汚れを落とすメンテが効いてくるわけです。

上の研究では、メンテを継続した群のほうが周囲炎の発症が明らかに少なく、5〜6ヶ月間隔が一つの目安として示されました。もちろん歯周病の既往がある方や喫煙者は、より短い間隔がすすめられます。

Q家では何を気をつければいいですか?
A
現役歯科医師が回答毎日のセルフケアが土台です。特にインプラントの根元は歯ブラシの毛先が届きにくいので、水流で洗い流すウォーターフロッサーや歯間ブラシを併用すると格段に汚れが落ちます。「入れたから安心」ではなく「入れたからこそ丁寧に」が長持ちの秘訣です。
数字で見る:定期メンテの効き目
出典:Monje A, et al. 2016(メインテナンスと周囲炎予防)PMID:26701350。定期メンテを続けた人の周囲炎リスク低減と、推奨される来院間隔。
-25%
周囲炎の発症を低減
5〜6ヶ月
推奨される来院間隔の目安
放置すると…

メンテを空けて放置期間が長くなるほど、インプラント周囲炎のリスクが上がる傾向が示されています。周囲炎は天然の歯より進行に気づきにくく、痛みが出た頃には骨が溶けて手遅れになりがち。症状がないうちにプロの目で確認するのが肝心です。

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タイプ別に選ぶ 毎日のセルフケア用品
インプラント用歯間ブラシ
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通い続ける人の得

5〜6ヶ月ごとの定期メンテを続けるだけで、周囲炎の発症を約25%抑えられたと報告されています。症状が出る前の小さな手間が、せっかく入れたインプラントを長く使うための一番おトクな投資になります。

まとめ

※本記事は公開されている学術論文をもとにした一般的な情報提供であり、特定の治療・製品の効果を保証するものではありません。気になる症状がある場合は歯科医院にご相談ください。

参考文献

  1. 1. Monje A, Aranda L, Diaz KT, Alarcón MA, Bagramian RA, Wang HL, et al. Impact of Maintenance Therapy for the Prevention of Peri-implant Diseases: A Systematic Review and Meta-analysis. J Dent Res. 2016;95(4):372-9. doi:10.1177/0022034515622432. PMID: 26701350. PubMed

出典はPubMed収載の書誌情報にもとづき、バンクーバー方式(ICMJE)で記載しています。